日本政府と共同で進める予定のバンコク~チェンマイ間の高速鉄道だが、日本側が提示した建設コストがタイ側の想定していた建設コストを大幅に上回る結果となったと報じられている。
タイ地元紙によると、アーコム運輸相は、日本側が行った事業化調査でタイ側が想定していた建設コストを大幅に上回る金額を提示されたと明かした。タイ側の想定コストは4400億バーツだったのに対して、日本側は5300億バーツを提示したそうだ。
大幅に想定コストが乖離している理由は、タイ側がバンコク~アユタヤ間の線路を中国と建設を進めている高速鉄道と共用しコストを抑えようとしているのに対して、日本側は共用しない方針をとっているため。
また鉄道事業のみでは採算が取れない可能性が高いとして、沿線地域の開発が必要となるとの提案を受けたことから、同省は沿線地域の開発計画を策定することを決めたとしている。