タイ北部の観光都市チェンマイ県で、ひったくり被害にあったと嘘の被害届を出した日本人男性が逮捕された。
タイ地元紙によると、逮捕された日本人男性(45)は24日、県内をバイクで走行中、2人組の犯人に前かごの中に入れておいたタブレット端末等を奪われたとして警察に被害届を提出した。
警察は、事件現場周辺での目撃情報や監視カメラの映像を調べたが、ひったくりに関する情報が得られなかった。そのためこの男性が宿泊しているホテルの部屋を調べたところ、男性が奪われたと言っていたタブレット端末等が見つかり、詳しく事情を聞いたところ、狂言であることを認めた。
警察によると、これまでに度々外国人観光客が盗難保険金目当てに虚偽の被害届を出すケースが起きており、今回のケースも保険金目当てとみられている。
男性には罰金または最大禁固3年が科せられるそうだ。