タイ政府は水不足によって干ばつ被害が拡大するなか、その対策として工場排水を農業用水に利用する計画を立てているようだ。 タイ地元紙によると、この計画で農業用水に転用する工場排水は、有害物質が含まれていない食品工場から排水されるものに限定されるそう。工業省が排水に問題がない工場の選定を行ったとのこと。 現在タイ各地にあるダムの貯水量は底をついており、雨季の季節に入る6月頃まで放水量を制限せざるを得ない状況だ。そのため下流の農地は作物を育てられず、深刻な被害が出ている。