先日楽天がタイのインターネットショッピングモール大手のタラッド・ドットコムを売却し撤退するとネガティブなニュースが出ているが、eコマース市場自体は拡大を続けていきそうだ。
タイ地元紙によると、同市場最大規模のラザダ・タイランドのアレサンドロ代表は、現在タイ国内のeコマース市場は小売市場の約1%程度と中国や韓国の約10%に比べて規模が小さいとして、今後も成長する可能性が高いと語っている。
理由としては、現在同社サイトの利用者のうち約6割がスマートフォンからの利用としており、今年から始まる4Gの影響で更なる利用が期待できること、購入したい商品があるが身近に販売している店舗がない地方都市の消費者が多いこと、サムスンやロレアルといった大企業がデジタルメディアへの投資を増やしていることなどを挙げている。
同社は独ベンチャーキャピタルが設立した会社で、東南アジア6カ国でネットショップ「Lazada」を展開している。