タイ商工会議所大学(UTCC)国際貿易研究所のアット所長は、世界経済停滞の影響で今年上半期のタイ国の輸出高が前年同期比-10.2%となる見通しであることを明らかにした。だが今年下半期には同輸出高は回復し前年同期比6.9%となり、通年の輸出高は前年比1.6%と成長する見込みだという。
またタイの財政収支について、観光産業の収入が大幅減となる見通しであるのに対し、経済刺激政策などの支出が大幅に上昇することで、36億9500万USドルの赤字となるとの見通しを明かした。また本日承認された景気刺激政策用の補正予算約1150億バーツについて、まだ経済回復させるには予算規模が小さいとした上で、補正予算を2000億バーツまで拡大させるべきと述べた。