タイ・バンコクで建設中の国家検査院ビル(チャトゥチャック区)が、28日にミャンマーで発生した地震の影響で倒壊した事故について、現地メディアは30日、工事を担当する建設業者は中国とタイの合弁会社で、ビル倒壊後に作業員が書類を持って逃走したと報道した。
隣国ミャンマーで発生した地震の影響により、タイ・バンコクで倒壊した建設中の国家監査局ビル(チャトゥチャック区)では、閉じ込められた作業員らの懸命な救出活動が続いている。31日午後には、生存率が急激に低下するとされる発災72時間が経過する。
タイ空港公社(AOT)は28日、傘下6国際空港が安全基準を満たしていると確認。タイ民間航空局(CATT)も同日、バンコク発着の全航空便は正常運航していると発表した。
ペートンターン・シナワット首相は28日、地震の緊急対策会議のため、南部プーケットへの公式訪問を中断してバンコクに戻った。当局は余震の可能性を警戒。ペートンターン首相は国民に対し、冷静な対応を呼び掛けている。
タイのバンコク都庁は28日、隣国ミャンマーで発生した強い地震を受け、都が災害地域に指定されたと発表した。チャッチャート・シッティパン都知事が災害対応を調整する。