マティチョン・オンラインの20日付報道によると、タイ議会下院のワン・ヌール議長は19日、第3回首相指名選挙を7月27日午前9時30分に開始すると述べた。政党が首相候補者を指名した後、候補者の資格に関する議論に入る。首相選出には374票の獲得が必要。午後5時までに議論を終え、採決に進む予定だ。
タイ公共放送PBSの19日付報道によると、タイ議会の数人の上院・下院議員らは、前進党のピタ党首の首相再指名に関する採決後、国会議事堂前に集まったデモ参加者を避け、裏手からボートで議会を後にした。
ザ・ネイションなどタイ現地メディアによると、タイ議会は19日、上下両院の合同会議を開き、13日の首相選挙で敗退した前進党のピタ党首について、同日予定されていた第2回目の首相選挙への再指名を拒否した。国会議員715人のうち、過半数の365人が反対票を投じた。
タイ憲法裁判所が19日、ピタ氏の議員活動に一時停止命令を下したことを受け、複数の民主団体や前進党支持者らが民主記念塔に集まった。親軍派の現政権が任命した上院議員の「模擬葬式」を開催し、憲法裁の決定に不満を表明した。
タイ憲法裁判所は19日、5月の総選挙で第1党となった前進党のピタ党首に対し、同日から下院議員としての職務を一時停止するよう命じた。ピタ氏が民間放送局iTVの株式4万2000株を保有している問題で、選挙管理委員会が憲法裁に議員資格について判断を求めていた。