日本政府観光局(JNTO)が15日発表した統計(推計値)によると、1月に日本を訪れたタイ人は6万3400人で、昨年同月(356人)比は大幅に増加した。新型コロナウイルス感染症の影響を受けていない2019年同月比では、68.4%まで回復している。
2月のタイ小規模ホテルの予約率が、新型コロナウイルス流行以前(2019年)を上回った。小規模ホテル向けに宿泊管理プラットフォーム(Siteminder)を提供しているLittle Hotelierタイのマネージャー、Supakrit Pansomboon 氏は13日、データベースの情報を公開し、2月1日から6日のホテル予約率が2019年比で126.1%だったと述べた。プラチャーチャート・トゥラキット(電子版)などタイ各紙が報じた。
タイ警察がまとめた2022年の犯罪統計速報によると、殺人・傷害致死事件(未遂含む)は3381件、強制性交等事件は1621件、盗難事件等は2万4851件だった。また銃器・爆発物関連の事件では11万2993人、薬物犯罪では36万8752人が検挙された。タイでは薬物や銃器の氾濫などの要因から、日本と比べて高い水準で凶悪犯罪が発生しており、外務省は海外安全ホームページで注意を呼びかけている。
米ニールセンが14日発表したタイ国内の広告市場に関する調査で、2023年1月の広告市場規模は前年同月比8.7%減の79億5000万バーツだった。
「社会をよりよくするために、社会課題の解決に関与していきたい」と考えているタイ国は81%――。調査会社のクロス・マーケティング(本社:東京都新宿区)が6カ国で実施したアンケートで、タイ人は社会課題の解決に最も意欲的だということが分かった。2位はインド(80%)、3位は中国(68%)。
調査は「Withコロナ」の生活様態の把握を目的に、日本・中国・タイ・インド・アメリカ・ドイツの6か国で、20~69歳の男女各国500人を対象に2022年12月16~26日に実施した。
「現在、景気が良いと感じる」割合は、インドが76%で1位だった。日本は「思わない」と感じる人が59%で、6カ国中最も多かった。タイも52%で2番目に多く、経済の先行きに不安を感じていることがうかがえた。