各報道によると、刑事裁判所は21日、日本人を父親に持つ男児やそのタイ人の母親を殺害し、遺体を損壊、遺棄した容疑で起訴されていた元タクシー運転手の男に対して死刑の判決を下した。
死刑判決を受けたのはシリポン・ガンヂャナニウィット被告(41、報道により40)で、2009年10月12日に日本から帰国したスナン・シースワンさん(当時38)、スナンさんと日本人の父親との間に生まれたショー・マキノ君(当時5歳)、スナンさんとタイ人の前夫との間に生まれたピチャヤー・ヂョンガームウィーさん(現13)をタクシーで出迎えた後にスナンさんやショー君を殺害し、スナンさんの遺体をパトゥムターニー県内、バラバラにしたショー君の遺体をバンコクのタリンチャン地区に遺棄、更にピチャヤーさんに暴行した上で自宅内に監禁したとして起訴されていた。
シリポン被告は、6件の訴因の内殺人及び同未遂、遺体損壊及び同遺棄、銃器の不法所持の3件を認め、監禁、強盗、15歳未満者に対する性的暴行の3件については否認していた。
タイ人の父親と共に傍聴したピチャヤーさんは、法に則った適切な判決が下された事に満足しているとの言葉を残し法廷を去っていった。
* 殺害された母子
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* シリポン被告
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