各報道によると、警察中央捜査局は3日朝、アピシット首相を初めとする要人の携帯電話宛に不敬罪に該当するショートメッセージを送信した容疑で、60歳の男をサムットプラーカーン県県都内サムローンヌゥア地区にある貸し室内で逮捕した。男は容疑を否認しているという。
男は、かねてからサムットプラーカーン県内の赤服軍団の過激派メンバーとして国内治安維持部隊作戦指令本部からマークされていた。
調べによると、男は今年5月9日から同12日にかけて、要人の携帯電話宛に不敬罪に該当するショートメッセージを4回にわたり送信したとされ、情報通信技術省の協力のもとで行われた捜査で当該メッセージが所有者登録が行われていないプリペイド式の携帯電話から発信されていたことが確認され、使用履歴等を調べた結果、男が当該携帯電話機を使用していることが判明していた。
警察は、高齢で定職を持たない男が国内要人の携帯電話番号をしることが出来る立場にあったと考えられないことから、一連のメッセージ送信を手助けした者ないしは背後で送信を指示した者がいるとみて捜査を行っている。
警察が男の部屋の家宅捜索に乗り出した際に赤服軍団シンパと見られる20人以上の住民が捜査妨害に乗り出す場面も見られたという。
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