各報道によると、10日14:30頃、バンコクのヂョームトーン区内の寺院の敷地内で、プゥア・タイ党所属の元ヂョームトーン区議会議員の男性(46)が何者かに銃で撃たれ、搬送先の病院で死亡した。
死亡した男性は赤服軍団の地元幹部で、前回の区議会議員選挙で落選するまで三期議員を務めており、また8月29日に行われる区議会議員選挙に再出馬する予定になっていた。
調べによると、男性が知人の出家式への出席を終え帰宅の為に寺院から出ようとしたところで、待ち伏せしていたバイクに乗った2人組の内の後部座席に乗った男に銃撃され死亡した。
警察側は、男性の兄の証言等から、事件の背景に地元政治を巡る対立がある可能性もあると見て捜査を進めるていたが、11日までに新たに男性がバーンボーン地区に顔が利く女性と付き合っていた際に借りた30万バーツの返済を反故にし、女性側が治安当局関係者を使って取り立てを行っていたが未だに返済されていないこと、また男性が麻薬容疑で逮捕された者から容疑をもみ消すことが出来ると言って20万バーツを受け取っていたが、もみ消すことが出来ず受け取った20万バーツを巡ったいざこざが発生していた事が確認されており、事件の背景にこれら2つのいざこざが関係している可能性もあると見て捜査を進めている。
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