民主主義市民連合傘下団体幹部のウィーラ・ソムクワーキット氏は4日、カンボジアのフンセン首相が、6日から8日の間にタイ側が領土であると主張しているカオプラウィハーン遺跡周辺の国境紛争地に正式な入国手続きを取らずに侵入する計画があり、その際にタクシン元首相が同行する可能性が高いとの情報を得ている事を明らかにした。
国境紛争地周辺の重要地区を訪問する事により、当該地域がカンボジアの領土である事をアピールする狙いがあると見られている。
また、ウィーラ氏によると、タクシン元首相が、2月末にかけて国内を混乱させることを計画している赤服軍団(発言まま)を鼓舞すると共に国内安全保障や社会を混乱させる為にフンセン首相に同行して同地を訪問するとの情報もあるという。
尚、4日夜半に国家安全保障会議を招集したアピシット首相は会議終了後、フンセン首相の国境紛争地訪問の可能性が高い事を確認している(報道によりフンセン首相が6日に国境紛争地を訪問)事を明らかにした上で、タイ側は通常通りの対応で国境紛争地周辺の警戒に当たる方針である事を確認している。
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