各報道によると、警察当局は15日21:00過ぎ、約200人の警察官を投入してバンコクのパトゥムワン区内にあるラーチャモンコン工科大学ウテーンタワーイ校内で一斉家宅捜索を行い、銃弾1発や爆竹6発、刃物13個、賭博用の用具多数を押収した。
この一斉家宅捜索は、約20人の学生が凶器を所持して構内に集結しているとの情報に基づき行われたもので、警察が構内に到着した時は凶器を持った集団の姿は見られなかった。
今回一斉家宅捜索が行われたウテーンタワーイ校は、近くにあるパトゥムワーン工科大学との間で抗争を繰り返している事で知られ、先月には同校の学生1人が押し入ったグループに襲撃され死亡するという事件が発生していた他、今月12日にはパトゥムワーン校の学生3人が銃弾により重傷を負い、14日には携帯電話の修理技術者がウテーンタワーイ校の学生と勘違いされパトゥムワン校の学生グループに暴行を振るわれ重傷を負うという事件が発生していた。
一方、首都圏警察本部パトゥムワン署は15日午後、ウテンタワーイ校前で実弾を空に向け発砲した容疑で同校の学生(26)を逮捕した。
学生は取り調べに対して、銃は出身地のナコン・シー・タンマラート県内の友人の物で、学校前をバイクで周回していた者がライバル校の学生だと思い威嚇の為に銃弾を空に向け発砲したと供述しているという。
タイの地元新聞を読む