連立第二党のチャート・タイ・パッタナー党の事実上の前身政党である旧チャート・タイ党党首のバンハーン元首相は31日、連立与党のプームヂャイ・タイ党とプゥア・ペーンディン党と共同で憲法改正を前進させる考えであることを明らかにした。
発言の中でバンハーン元首相は、今年早々に開かれた連立政権幹部間協議の席上でアピシット首相が憲法改正の前進を約束した事を受け、連立与党共同で憲法改正案を提出したにも拘わらず、その後なしのつぶてだった事に対して不快感を表明した上で、今後チャート・タイ・パッタナー党、プームヂャイ・タイ党及びプゥア・ペーンディン党の3党共同で議会制度に則って憲法改正を推し進めていく考えである事を明らかにした。
バンハーン元首相によると、27日にプームヂャイ・タイ党のネーウィン・チットチョープ氏と民主党のステープ副首相と会談した際に、現行憲法の内国際条約関連を定めた190条及び議員の選出方法を定めた165条の改正を推し進めていく意向をステープ副首相に伝達済みで、また、連立3党共同で憲法改正を推し進めるのは、あくまで憲法改正は議会制度に則り行われるべきであるとする連立政権内の了解事項に基づいたもので、民主党主導の連立政権離脱云々とは無関係だという。
タイの地元新聞を読む