デイリーニュース紙及びカーオソット氏によると、19日午後バンコク内にある大学の工学部に通う19歳の男性とナコンサワン県内にあるマタヨン課程校に通う15歳の女性が、それぞれ48歳と40歳のタイ人の母親に伴われ児童・女性の権利擁護財団を主宰するパウィーナー・ホンサグン女史のもとを訪れ、日本人の父親を捜して欲しいと訴えた。
19歳の男性によると、日本人のエンジニアの父親は1988年に仕事でタイのアユッタヤー県内にあるナワナコン工業団地内にある工場に勤務していた際に同県内にある飲食店で働いていた母親と知り合い、正式な手続きを経て結婚し、その後父親の転勤先のスリランかで母親が妊娠した為両親共にタイに帰国し自分を出産し、自分が1歳半の時に両親と共に日本に行ったが、それから僅か1年後に父親から後日タイに迎えに行くからと言われ母親と共にタイに戻されていたという。
しかし、その後父親からは一切の音信が無いため、父親に会いたいという気持ちと、父親からの支援が欲しいとの気持ちからパウィーナー女史の事務所を訪れたという。
男性によると、自分の学費を捻出する為に毎日学業の傍らで二箇所で働く生活を毎日送らざるを得ない状況に置かれているという。
一方、15歳の女性によると、1990年に母親が日本の飲食店で働いていた時に父親と知り合い、その後正式に結婚し、1994年に祖母の葬儀の為に両親がナコンサワン県に戻ってきた時に自分が生まれ、自分が1歳の時に父親が日本に帰国して以降は一切の音信が無かった為、父親に会いたいという気持ちと、貧困で苦しんでいる家庭へ援助して欲しいという気持ちからパウィーナー女史の事務所を訪れたという。
尚、母親の証言として報じているカーオソット紙は、妊娠してから出産後1年後までは父親が頻繁にタイに会いに来ていたが、その後父親は一切の音信を絶っていたと報じている。
* 報道画像
http://www.khaosod.co.th/news-photo/khaosod/2009/12/p0104201252p1.jpg
タイの地元新聞を読む