反独裁民主主義同盟幹部でプゥア・タイ党所属議員のヂャトゥポン・プロームパン氏は2日、チャワリット元首相がプゥア・タイ党に合流した背景に、昨年10月7日に国会ビル前で座り込み活動を展開していた民主主義市民連合に対する強制排除に絡んで国家汚職防止取締委員会が当時副首相だったチャワリット元首相に刑事責任があると判断した事を契機としたプレーム枢密院評議会議長シンパ内の分裂があると指摘した。
この発言は、同日朝チャワリット元首相が正式にプゥア・タイ党への入党届けを提出した事を受けたもので、チャワリット元首相はあくまで国内和解推進、国家発展に寄与する為に入党を決断したとして党要職への就任を固辞する発言をしているが、ヨンユット党首側は6日に招集される党会議の席上でチャワリット元首相を党首、タクシン元首相実妹のインラック・チンナワット女史を党幹事長に据える人事を提案する方向で動いているとも伝えられている。
ヂャトゥポン氏は、嘗てプレーム派だった現同盟幹部のウィーラ・ムシッカポン氏がプレーム議長の"心変わり"を契機にプレーム離れを進めたように、チャワリット元首相も国家汚職防止取締委員会の判断がプレーム離れの契機になったとの認識を示した。
タイの地元新聞を読む