15日、ナラーティワート県県都内で行われたプゥア・ペーンディン党のワタナ・アサワヘーム氏系の元党員やイスラム教徒議員会派のワーダ会派が中心になって結党が進められているマートゥプーム党のお披露目式の際に、先のクーデターを首謀したソンティ・ブンヤラガリン大将が特別講演を行った。
先に同党のマン幹事長(旧ワタナー派、元副首相兼情報通信技術相)が、ソンティ大将が同党の顧問就任を快諾した事を明らかにしていたが、その後ソンティ大将側が政党内の職に就く考えが無いと語り顧問就任を否定していた。
特別公演後ソンティ大将は、南部国境三権域から選出された複数の政党に所属する議員同士が一つの目標を見いださないまま意見の衝突を展開していた事が南部問題を深刻化させる要因の一つになっていたと指摘した上で、国政と地方レベルの政治家が政党に拘ることなく真摯に対策に臨めば自ずと情勢は安定化するとの考えを示した。
マン幹事長によると、次期総選挙では南部国境三権域の民主党及びプゥア・ペーンディン党が持っている議席の70%から80%をマートゥプーム党が奪う事ができる見通しだという。
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