プームヂャイ・タイ党は21日、同日招集された幹部会の席上で旧タイ・ラック・タイ党幹部のソロアット・グリンプラトゥム氏が率いる中部地区会派に所属するチャーッチャーイ副農業・協同組合大臣を解任し、後任候補の選抜を進める決定を下した。
ネーウィン会派に所属するスパチャイ・ポース氏が後任に据えられるとの見方が大勢を占めている。
チャーッチャーイ氏に対しては選抜された後任候補者の職務遂行能力等に関して異議申し立てを行う権利が認められている。
本件に関しては、チャーッチャーイ氏側が職務では無く党利を優先した動きであると反発し、引き続き副大臣としての職務に邁進する意向を示すと共に既にチャワラット党首(内務大臣)とも協議を行い理解を得られていると発言していたが、チャワラット党首側は、チャーッチャーイ氏に対して5月末には現職から辞任してもらうと申しつけていた事を明らかにしていた。
一方、幹部会に先立ち、チャーッチャーイ氏が所属する会派を率いているソロアット氏は、後任候補は党内の閣僚ポストの割り当てに則り中部地区会派から適切な人材を選出するべきであるとしたが、万が一適切な人材がいなかった場合は他会派からの選出を受け入れる考えである事を明らかにしていた。
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