アヌポン陸軍司令官は19日朝、親タクシン派勢力によるタークシン計画の存在を確認している事を明らかにした上で、そのような国家、宗教及び王室に対する悪意に満ちた計画を指向している者は良き国民とは言えないと指摘した。
タクシンの発音に近いタークシン大王の名前を冠したタークシン計画は、先に民主党のテープタイ・セーンポン氏が17日に存在を明らかにしていたもので、同氏は発言の中で、この計画は、政府の打倒及びタクシン元首相を始めとする旧タイ・ラック・タイ党幹部111人に対する恩赦を実現させる為に、赤服軍団の組織、政府関係者の任務遂行妨害、赤服軍団の活動のバンコクから地方部への拡大、主要公共機関の包囲及び暴力性向が強い集団による情勢煽動により国家を二分する騒乱状態に陥れる事を意図したプゥア・タイ党、赤服軍団及びタクシン元首相が共謀して進めている計画で、DTVや特定の新聞に対する影響力の行使 タクシン元首相による一連の国外メディアとのインタビュー、タークシン大王に発音が似ているタクシン元首相による一連の集会での電話演説もこの計画に則った情報戦の一環として行われている事を明らかにした上で、タクシン元首相に対して、謀略と占いを好む同元首相がタークシン大王を信奉しまたその吉祥にあやかりたいという気持ちは理解できるが、タークシン大王は国を救ったがタクシン元首相は国を騙したという点で根本的に異なっている事を理解するべきであると指摘していた。
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