ウドンターニー県選出プゥア・タイ党所属下院議員のウィチヤン・カーオカム氏は30日、タクシン元首相が、対立しているDTV幹部のヂャトゥポン・プロームパン氏と県内の赤服軍団を率いているクワンチャイ・プライパナー氏の仲介に乗りだした事を明らかにした。
ウィチヤン氏は、選挙委員会からイエローカードが発行され、現在最高裁判所の最終判断待ち中の身でもある事で知られている。
一方、クワンチャイ・プライパナー氏は、タクシン元首相からDTV3幹部の非難発言に対する応酬を止めるよう要請する電話があった事を認めたが、DTV幹部がバンコクのサナームルワンで31日に計画している大規模集会及び首相官邸の占拠行動に関しては、何故官邸包囲・占拠という愚に出た民主主義市民連合の二の鉄を踏もうとしているのか理解できないと語り、あらためて自らが率いている県内の赤服軍団をバンコクに移動させる考えが無いことを確認している。
クワンチャイ氏によると、前日にプゥア・タイ党議員団長のチャルゥム・ユーバムルン警察大尉からも電話があり、県内を民主主義市民連合の進出から守り抜くよう激励されたという。
また、民主主義市民連合が2月14日に県都内で集会開催を計画している事に関しては、20万人の人員を動員して集会の開催を阻止する考えであるとした上で、集会の開催を強行した場合には、前回の様な身の安全を保障できない事態が起こりえる事を連合側は肝に銘じておくべきであるとした。
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