パラン・プラチャーチョン党報道官のグテープ・サイグラヂャーン氏は1日午前国会ビル内で記者会見を開き、同党の報道官を辞任する意向を明らかにすると共に、党が解党されるまで下院議員としての職務を継続させていく意向を明らかにした。
同報道官に関しては、サマック前首相失職以降に、ソムチャーイ政権が誕生しても短命に終わり早晩解散・総選挙が行われる事になるとの認識を示したり、第一次ソムチャーイ内閣の組閣の際に既に下院議員ではないある人物の働きかけがあった事を明らかにするなど、親ネーウィン、反ヨンユットの姿勢を明確にしてきており、ソムチャーイ政権誕生後一気に党内の勝ち組に躍り出た反ネーウィン派のイサーン・パッタナー会派側が、不適切な発言が多いとして党内の綱紀委員会で責任を追及する方針を明らかにしていた。
この動きに対してグテープ報道官は、既に党内は主導権を狙っている一部の会派による姑息な手段を講じた揺さぶりにより癌の末期患者のような状況にあると語り、党内で激しい主導権争いが展開されている事を明らかにした上で、その様な目的の為に自分を中傷する者に対しては徹底的に戦っていくと語った。
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