16日17:30前、パッターニー県ノーンヂック郡内で、バイク2台に分乗した4人組の男が小型トラックを運転中だったエビ養殖場を経営するサトゥーン県在住の46歳(報道により30歳)の仏教系の男性に向け銃を発砲し殺害した上で首を切断し、胴体部分と偽爆弾を路上に放置し、逃走するという事件が発生した。
同県マーヨー郡内では、14日朝、バイクで路上を走行中だった47歳のイスラム系住民男性が、何者かに銃撃され重傷を負った。
また、同県サーイブリー郡内では、11日夜半、人数不明の一味が、路上の安全確認作業中だったレンジャー部隊関係者を狙って爆発物を起爆すると共に銃を乱射し、約10分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走し、レンジャー部隊関係者5人が負傷を負った。尚、報道によっては、人数不明の一味が、レンジャー部隊の臨時駐留地に向け銃を乱射したとするものもある。
ヤッラー県ラーマン郡内では、16日16:00前、小型トラックに乗った4-5人組と見られる男が、38歳の地元行政機構評議会副議長の男性(イスラム教徒)が運転する小型トラックに向け銃を乱射し、車内にいた35歳(報道により32歳)の副議長の妻及び18歳の娘が死亡し、副議長及び14歳の娘が軽傷を負った(報道により副議長は重傷)。死亡した妻は、妊娠5ヶ月だった。
同じくラーマン郡内では、11日20:00過ぎ、バイクで村内をパトロール中だった村自警組織に所属する37歳のイスラム系住民男性が、何者かに銃撃され死亡した。
また、同県ベートン郡内では、13日午後、不審物が路上に放置されているとの通報を受け現場に駆けつけた軍関係者が、回収作業に着手した直後に付近に仕掛けられていた爆発物が爆発したが、幸い人的な被害は無かった。
更に、同県ヤッハー郡内では、12日午後、人数不明の一味が、45歳の元村長(イスラム教徒)が運転する小型トラックに向け銃を乱射し、元村長が死亡した。
タイの地元新聞を読む