民主党のテープタイ幹事長補佐は14日、チャルゥム内務大臣(パラン・プラチャーチョン党副党首)による元首相の名を冠したタクシン党の結党提案の背景に、タクシン元首相に対する後ろめたい恩義への返礼の気持ちが含まれているとの考えを示した。
この発言は、チャルゥム内務大臣が13日に、仮にパラン・プラチャーチョン党が解党された場合には、党員の受け入れ先として新たにタクシン元首相の名を冠したタクシン党を結党する考えを明らかにした事を受けたもので、同内務大臣によると、党名にタクシン(元首相のファーストネームであると同時に南を意味する)を冠する事により、北部や東北地方だけでなく南部での集票効果も期待できるのだというが、仮に自らが結党した新選択肢党の党名変更という形で党を結党しても、党首や首相を目指す考えは無いのだという。
このチャルゥム大臣の発言に対してテープタイ幹事長補佐は、社会感情を逆撫でする不穏当な考えであると指摘した上で、敢えて党名にタクシン元首相の名を冠する背景に、同元首相の威光で内務大臣の椅子を手に入れる事が出来た恩義に対する返礼の気持ちがあるとの考えを示した。
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