政府は31日開かれた大物・闇経済一掃政策推進に向けた協議の席上で、闇経済の主要な資金源の一つになっている管理売春を合法化する方向で検討を進める方針を確認した。
4月1日に開かれる定例閣議の席上で方針の概要が報告される予定で、今後チャルゥム内務大臣が中心になって検討を進め、2年以内の合法化を目指す。
今回の決定は、闇経済の資金源を絶ち新たな財源を確保すると共に、人身売買の抑止及び従来法の保護の対象外だった売春従事者の生存権の保障を視野にいれたもので、大物一掃政策を推進していたタクシン政権時代に、国家社会経済開発委員会や国家人権委員会が管理売春の合法化を視野にいれた議論を進めるよう勧告していた。
チャルゥム内務大臣に近い筋によると、現在進められているカジノの合法化論議に管理売春の合法化案を含め検討を進める予定で、当初計画では、違法管理売春に関与していた組織や地方部に於ける詐欺まがいの売春従事者の誘い込みの実態及び公然と存在している違法売春の実態の調査を進めた上で、これらの抑止対策及び売春従事者に対する法的な保護の検討を行い、次の段階で、合法化後のビジネス形態やゾーニング等の詰めの検討を行う方針だという。
また、同筋によると、現段階ではスワンナプーム空港周辺の遊休地を利用して開発が検討されているカジノや宿泊施設等で構成された一大エンターテイメント・ゾーン構想に管理売春合法化構想を織り込む方針で、このゾーン構想により、地域の雇用促進だけでなく、特定の観光需要の掘り起こしや空港の乗り継ぎ利用需要の喚起にも繋がる事が期待されているという。
あっ、因みにこれエイプリルフール用のネタです。
タイの地元新聞を読む