国家立法議会議員のプラソン・スンシリ空軍少将(元憲法起草作業委員会委員長)は29日、タクシン元首相による帰国早々の大地への跪き行為は、ドラマ的な演出により己を高く見せるための同元首相一流のマーケティング行為でしかないと指摘した。
同空軍少将によれば、仮に本心から大地に跪くのであれば、敢えてカメラや人々に取り囲まれた環境で行うような愚に出るはずが無いのだという。
その上で同空軍少将はタクシン元首相に対して、まず己が容疑者という立場に置かれている事を充分に認識し、間違ってもパラン・プラチャーチョン党に影響を与えるような政治的な行動に出るべきではないと指摘した。
一方、立て続けに高級官僚の更迭人事が行われている事に関しては、有能な法務省特別捜査局の局長が更迭されたように、明らかに私益優先を意図した人事が行われていると指摘すると共に、パラン・プラチャーチョン党が公約に掲げた国内和解推進・一致団結体制の創成とも矛盾する社会対立を煽動する人事であると指摘した。
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