16日6:30過ぎ、パッターニー県パナーレ郡内で、茶店内で飲食中だった32歳のイスラム系住民男性が、押し入った2人組の男に銃撃され死亡した。2人組はバイクで逃走した。尚、報道によっては、男性が自宅前でお茶を飲んでいる最中に銃撃されたとするものもある。
男性は、政府が進める雇用推進策により村の警備にあたる職についていた。
パッターニー県内では、15日11:00前にヤッラン郡内で、バイク2台に分乗した4人組が軍関係者が運転する小型トラックに向け銃を発砲するという事件が発生したが、幸い銃弾がそれ軍関係者は難を逃れた。尚、報道によっては4人組が自治体庁舎に向け銃を乱射したが、幸い人的な被害はなかったとするものもある
また、同県ヤッリン郡内では15日午後、路上脇に潜んでいた人数不明の一味がガムナン(43)が運転する車に向け銃を乱射し、何れもイスラム教徒のガムナン及び同乗していた地元行政機構評議員の男性(41)が重傷を負った。
ナラーティワート県内では、ヂョアイローン郡内で15日6:00過ぎ、電柱下付近に仕掛けられていた爆発物が爆発したが、人的な被害は無かった。路上に鋲が撒かれているとの通報を受け現場に向かっていた軍関係車両を狙って起爆したと見られるが、起爆のタイミングが遅く人的な被害は無かった。同郡内では、15日未明に複数箇所で鋲が路上に撒かれたり燃えたタイヤやが路上に放置されるなどした。
また、同県ランゲ郡内では16日早朝、集中摘発作業中だった当局関係者と人数不明の一味との間で約30分間に渡る銃撃戦が発生し、一味側に属していたイスラム系の男(48)が重傷を負い当局側に身柄を確保された。
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