私立アサンプション大学が行う世論調査ABACポールがバンコク特別自治体、ノンタブリー県、サムットプラーガーン県、パトゥムターニー県、チェンマイ県、コーンケーン県、チョンブリー県及びソンクラー県内在住の18歳以上の住民3,246人を対象に1月30日から今月2日にかけて行った調査で、国民総幸福量指数が6.90ポイントだった昨年10月に対して6.47ポイントに低下していた事が明らかになった。
また、女性の幸福量指数が6.53ポイントと6.40ポイントを記録した男性より高く、年齢層別では20歳未満と50歳以上がそれぞれ6.67と6.62ポイントだったのに対して、20歳から29歳の年齢層が6.21ポイントと最も低いポイントを記録した。
一方、要因別の幸福量では、王室に対する敬意が9.31ポイントで最高ポイントを記録し、以下家庭内の愛情関係や共同作業、理解の共有と言った家庭環境(7.38ポイント)、タイ人としての生活習慣や風習と言った文化的側面(6.87ポイント)、健康(同ポイント)と続き、一方で南部国境三県域情勢が2.56ポイントと最低のポイントを記録した。
また、国王が提唱する充足を心得た経済の実践に関しては、最も多い46.2%が最大限に実践している、34.5%がほどほどに実践している、19.3%が最小限の実践に留めている、ないしは実践していないと回答し、幸福量に関しては、最大限に実践していると回答した層が6.99ポイントと最も高く、以下6.06、6.01ポイントと続く結果になった。
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一方、ABACポールが同じ回答者に対してサマック新首相や新政府を始めとする政治関連に関する意識調査を行った結果、サマック新首相に対する支持率が、首相就任前時点の44.3%に対して58.7%に増加していた事が明らかになった。
しかし、民主党やマッチマーティパッタイ党、チャート・タイ党を支持すると回答した層に関しては、サマック新首相を支持しないと回答した者が支持すると回答する者を上回る結果になった。
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