選挙運動にタクシン前首相の肖像を使用し、更に同前首相のビデオCDを配布している事で話題になったパラン・プラチャーチョン党のプラセーン・モンコンシリ氏が離党届を郵送で党本部に提出し、選挙戦から離脱していた事が21日までに明らかになった。
同党筋によると、離党届は18日に発送され20日に受理されたという。
尚、同党筋は、タクシン前首相を前面に持ち出した選挙運動を行っているプラセーン氏に対して度々警告を行っていた事は認めたが、党側から離党の働きかは行っていないとした。
一方、パッターニー県を訪問中のプラセーン氏は、パラン・プラチャーチョン党のサマック党首を始め複数の党関係者からタクシン前首相を前面に出した選挙運動を止めるよう警告されていた事を認めた上で、今回の離党届提出は、タクシン前首相のVCDを配布する行為が党とは無関係であくまで個人の意思でやっているという事を国民に理解して貰う為に行ったものである事を明らかにした。
尚、プラセーン氏によると、タクシン前首相を前面に出した選挙運動を支持してくれた一部の元党友の声援に応える為にも、スワンナプーム国際空港に降り立つタクシン前首相を迎えにいける日が来るまで今後もVCDの配布活動を継続する意向であるという。
参考
タクシンの威光をかる選挙運動は合法・・あのプラセーン氏が主張
タイの地元新聞を読む