選挙委員会は8日、地方部で大量に流布されていると見られるタクシン前首相の画像や音声が記録された大衆煽動を目的としたVCDの流布にパラン・プラチャーチョン党幹部が関与している事が明確になった場合は、新たな同党に対する解党命令の要件になりえるとの考えを示した。 反汚職国民ネットワークのウィラ事務局長の指摘で明るみになった問題のVCDは、パラン・プラチャーチョン党が東北部を中心に住民に配布していると見られているもので、自身の目で内容を確認したという選挙委員会のアピチャート委員長は、明らかに政治的利益の為に住民を煽動する事を意図した極めて不適切な内容がVCDに記録されている事を明らかにした上で、11日に開かれる委員会の会議の席上で今後の対応に関して協議を行う方針を明らかにした。 選挙委員会では、もう一つの解党要件に為り得るパラン・プラチャーチョン党による他党幹部の入党届け偽造問題に関しても11日の会議の席上で今後の対応について協議する予定になっている。 尚、問題のVCDに関してパラン・プラチャーチョン党のサマック党首は、VCDを見たことも内容も知らないとした上で、党は一切VCDの流布に関与していないと語っている。 参考
選挙委、解党要件に為り得る党員登録偽造でのパラン党提訴の是非を11日に判断【Coup D'etatの最新記事】
タイの地元新聞を読む