コンサック国務大臣は22日、投票用紙を破る行為は選挙法に違反するだけでなく民主主義の精神をも傷つけるものであるとして、23日に行われる再選挙の際にかかる行為に出ることが無いように呼びかけました。 この発言は、民主主義市民連合傘下の南部14県の救国団体関係者が23日に行われる再選挙の際に不公正な選挙委員会に抗議する為に投票用紙を破るよう呼びかける運動を展開する方針を決定した事を受けたもので、仮にかかる行為による法的責任を問われた場合は最高で3年若しくは6,000バーツの両方または何れかが科せられると共に5年間に渡り選挙権が剥奪される事もあり得るようです。 また、ソンクラー・ナッカリン大学の教授が23日に投票所で投票用紙を破るパフォーマンスを行うと宣言しているようです。 一方、南部国境三県域内ででは、住民に対して23日に投票に行かないよう脅迫する動きがあると伝えられている事に関しては、既に当局関係者を増強し警戒態勢を強化している事から、投票率に大きな影響は無いだろうとの認識をコンサック国務大臣は示していました。 尚、23日には、先の総選挙で当選者が決まらなかった39選挙区で再選挙(総選挙の際に候補者が失格となり無候補者選挙区となったノンタブリー県の選挙区を含む。因みに同選挙区では失格となった候補者が出馬している)が、また集計された票数と投票受付を行った有権者数とが一致しなかったサムットサーコン県内の1選挙区でやり直し選挙が行われます。 また、再選挙・やり直し選挙が行われる40選挙区の内、12県内の19選挙区がタイ・ラック・タイ党候補者の単独候補選挙区になっています。
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