元タイ・ラック・タイ党党首代行のヂャートゥロン・チャーイセーン氏を始めとする同党元幹部は22日午前、タイ・ラック・タイ党の解党判断により被選挙権を剥奪された元幹部111人の政治活動を禁止する選挙委員会側の決定による基本的人権の侵害行為を国際社会に訴えるために国際連合人権委員会に提訴の為の書類を提出した。 今回の動きについてヂャートゥロン氏側は、特定の個人や組織、国家を辱める為ではなく、あくまでタイ国内に於ける政治情勢及び人権の抑圧状況に対する国際社会の理解を求めるためにあえて提訴に踏み切ったと説明した。 一方、ヂャートゥロン氏は、23日に同氏の主催でバンコクのルンピニー公園ラーマ6世像前広場で開催が予定されていた選挙委員会の決定に抗議する為の民主集会の開催を延期した事を明らかにした。新たな開催日については別途アナウンスされる予定。 延期理由についてヂャートゥロン氏側は、25日に王子出席の元でラーマ6世の命日関連の行事が行われる等の理由により警察側の警備要員の確保が出来なかった為延期せざるを得なかったと説明しているが、先だってバンコク特別自治体のタノーム報道官は、開催が予定されている地点が選挙委員会により立会演説会の開催が認められている地点に含まれていないこと、また25日にラーマ6世の命日関連の行事があることを理由に開催を認める事が出来ないとの考えを示していた。 尚、パラン・プラチャーチョン党側はヂャートゥロン氏が計画している抗議集会とは一切無関係であるとの立場をとっている。
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