チャート・タイ党副党首のチューウィット・ガモンウィシット氏は26日、次期総選挙出馬を辞退する意向を明らかにすると共に、党首のバンハーン・シルパアーチャー氏に対して家族政党的な体質をあらため後進に党首の座を譲るべきであると指摘した。 発言の中でチューウィット氏は、バンハーン党首の判断で決定された比例代表区の名簿順位2位で擁立する党の方針を喜んで受け入れると語った上で、出馬に向けた準備が出来ていないとして出馬を辞退するとし、更にバンハーン党首に対しては、総選挙に勝つためにも党幹部会の存在を無視しシルパアーチャー家の意見だけを重視する家族政党的な古い体質をあらため後進に党首の座を譲るべきであると指摘した。チューウィット氏によると、80%以上の党員が氏と同じ考えを持っているという。 また、チューウィット氏は、陸軍大将の肩書きを持つ防衛大臣経験者が名簿順位1位で擁立された事に対する不満が今回の一連の発言の背景にあるとの指摘を否定した上で、仮に今後名簿順位1位に据えられても受け入れる意向が無いことを明らかにした。 更にチューウィット氏は、一連の発言がバンハーン党首に対する攻撃を意図したものではなく、党が正しい方向に向かって欲しい事を願って為されものである事を強調した上で、党を離脱する可能性に関しては、党側から追い出されない限り離脱する考えが無いことを再確認した。 参考
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