プラチャラート党副党首のゴン・タップパランシー氏は13日、要請があれば次期首相に就任する用意があるとした上で、次期総選挙での民主党との共闘に強い意欲を見せた。 この発言に先立つ12日、プラチャラート党のサノ党首が自党からはゴン氏を首相候補として擁立する方針を明らかにすると共に、元党最高顧問のプラチャイ・リヤオパイラット氏の党首就任が内定しているマッチマーティパッタイ党を含む各政治勢力との連立政権樹立に意欲を見せていた。 党首だったチャート・パッタナー党から離脱しタイ・ラック・タイ党に合流、その後第二次タクシン政権末期に党から冷遇され党を離脱し、一時政界引退状況にあったことでも知られ、またチャーッチャーイ元首相の甥としても知られるゴン氏は、個人的には首相の職に就くことを期待していないとしたものの、国民からの支持により議会内で最大議席を確保した場合には首相に就任する心構えは出来ているとした。 また、総選挙後の予想獲得議席数に関しては、まだ選挙区・比例代表区における擁立候補が明確になっていない現状では予測不可能であるとしたが、民主党とは良きパートナーとして次期総選挙で共闘していけるとした。 一方、プラチャラート党への合流も噂されているチャワリット元首相は13日、あらためて国益追求を基本に置く政党へ変革させる事ができないパラン・プラチャーチョン党への合流の可能性を強く否定した上で、国民の考えを吸収し政治活動を再開するべきか否か判断した後に小政党へ合流する、ないしは小政党を結党する形で次期総選挙に出馬したいとの意向を示した。
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