タクシン前首相は、Wall Street Journal紙に寄せた手記の中で、軍事政権は、経済政策に失敗しただけでなく、自身に持たれている汚職・不正行為疑惑の立証でも失敗し、更に非民主主義的な憲法まで制定したと指摘した上で、次期総選挙では旧タイ・ラック・タイ党の地盤を中心に戒厳令が施行されている限り自由・公正な選挙は望めないと指摘した。 その際、タクシン前首相は、無能と不人気という決定的な弱点を短期的且つ強力な推進力に変えてタイを誤った方向に導き国民を苦しめ続けていると独自の表現で軍事政権を非難した。 更にタクシン前首相は、真の民主主義よりも安定性だけを見てクーデターを容認している国際社会に対して苦言を呈した。 一方、タクシン前首相は19日にイギリス国内で放送されたBBCラジオのインタビューの中で、タイ国民と自分の家族を愛する者として、タイに帰国し自らにかけられている嫌疑を晴らす為に戦う意向を再確認した。 しかし帰国時期に関しては、国内対立をこれ以上煽動しない為にも総選挙が終了し新政府の成立を見届けた後になると語るに留め、具体的な時期に関しては明言を避けた。
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