9日朝、パッターニー県ヤッリン郡内で、人数不明の一味が2軒の民家に押し入り、それぞれ就寝中だった84歳と73歳の仏教系住民男性の首を切断し殺害した上で、遺体もろとも家屋に火を放ち逃走。屋内には焼けこげた胴体だけの遺体が残されていた。 同郡内では前日昼過ぎに、保健所の女性所長と職員の2人が押し入った一味に射殺されるという事件が発生していた他、前日20:00過ぎから9日1:30過ぎにかけて合計4校の学校が放火され、更に未明には幹線上で偽爆弾が発見され回収処理されていた。 また、ナラーティワート県ヂョアイローン郡内では、9日早朝線路の固定用ボルト20本が何者かによって外されているのが確認された。 一方、軍・警察の混成チームは9日未明、ヤッラー県県都内ターサープ地区内で集中摘発を行い実行部隊の地域幹部と見られる者を含む5人の身柄を拘束し、銃器類3丁や銃弾多数、煽動用のCD、煽動ビラや暗殺ターゲットと見られる当局幹部の住宅に印が付けられた地図等を押収した。
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