旧タイ・ラック・タイ党系のタイ・ラック・タイ会派幹部のスラポン・スゥプウォンリー氏は28日、元バンコク特別自治体知事のサマック・スンタラウェート氏(元プラチャーゴン・タイ党党首)に新党党首への就任を要請し、現在同氏からの回答待ちであることを明らかにした。 これは、会派の一部メンバーがサマック氏への党首就任の打診を行っているとの一部報道を追認した発言で、一方で、解党処分が下されたタイ・ラック・タイ党やそれに似通った名前の党名での新党結党を認めないとの判断が下されたことを受け会派がプラチャーゴン・タイ党に合流し次期総選挙での再起を期すのではないかとの報道に関しては否定した。 しかし、前後して会派幹部のスダーラット・ゲーユラパン女史は、解党決定が下された党と同一の党名や似通った党名での新党結党を認めないとの判断は、旧タイ・ラック・タイ党の血統を根絶やしにしたい政府及び国家安全保障評議会側の思惑が働いた不当な決定であると強い不快感を示した上で、このような思惑に対抗する為に小政党に合流しそこから次期総選挙での再起を期すことも一つの選択肢として検討していることを明らかにした。 また、仮に小政党から次期総選挙に出馬しても、タイ・ラック・タイ党が掲げた理想を今後も基本において活動を展開することから、選挙地盤への大きな影響は無いとの考えを示した。 尚、会派のグテープ報道官によると、28日に開かれる会派の総会では、旧タイ・ラック・タイ党に近い理想を掲げている小政党の「パラン・プラチャーチョン(市民パワー)党」への合流について会派としての判断が下される予定で、また総会の議長を務めるスラポン氏も既にこのことを了解済みであるという。 * その後開かれた総会で、パラン・プラチャーチョン党に合流し次期総選挙での再起を期することで合意に至ったとのこと。(要は、殆ど活動実体の無い訳のわからない党の乗っ取りですね)
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