4日夜半にバスの運転手と喧嘩の末にベンツでバスの乗客めがけ突進し1人を死亡させ10人以上に重軽傷を負わせたガンピタック・パッチムサワット容疑者の父親のガンアネーク・パッチムサワット氏は6日、搬送先の病院で正気に戻り事件の重大さに気がついた息子が死にたいと語っていた事を明らかにした上で、犯行は息子ではなく息子に取り憑いた悪霊の仕業であると語り、息子には刑事責任が無いことをあらためて強調した。 しかし、ガンピタック容疑者が精神を患い、かねてからバスに敵愾心を燃やし頻繁にバスに対して競争を仕掛けていた事を承知で車の運転を許していた保護者としての責任に関しては口を濁し明言を避けた。 また、車掌が事件後にガンピタック容疑者が正常な表情で警察の耳元で何かを囁いた後で引きつけを起こしたような演技をしたと指摘している事に関しては、無教養な者の戯れ言でしかないと一笑した上で、精神を病んでいる者にその様な手の込んだ演技が出来る訳がない事は父親である自分が一番知っていると語った。 ガンアネーク氏によると、事件後にガンピタック容疑者を車外に引きづりだしリンチを加えた一般通行人を刑事告訴する方針だという。 一方、ガンピタック容疑者が搬送された病院側は、同容疑者の精神状態に回復の兆しが見られるものの、警察の取り調べにはまだ応じることができる状態には無いことを明らかにした。 参考
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