7日夜民主主義市民連合は、タクシン暫定首相が次期首相指名を辞退して以来最初に開かれた市民集会の場で、今後も政府の動向を監視しタクシン体制が完全に消滅するまで闘い続ける方針を明らかにしました。 また、7日の集会では、名称を民主主義市民フォーラム(サマッチャー・プラチャーチョン・プゥア・プラチャティパタイ)に変更すると共に、新たに先の総選挙に抗議し投票用紙を破ったヂュラーロンコン大学政治学部行政学科長のチャイヤン・チャイヤポン氏、元上院議員でタクシン首相批判本の出版で知られるヂュムサック・ピントーン氏や同じく上院議員でタイ国内に鳥インフルエンザ感染が存在している事を暴露した事でも知られるニラン・ピタックワチャラ氏、その他国立大学学生連合代表や学識経験者等を迎え、9人の幹部体制でフォーラムを運営していく方針が明らかにされています。 スリヤサイ調整役によると、タクシン体制の完全消滅及び政治改革の推進をキーにした活動の場を地方部まで広げる為に、ムァン・タイ・ラーイ・サプダー(Thailand Weekly)の公開放送を利用して地方でのネットワーク作りに取り組むと共に、政府の主要政策の監視や首相一族の株式売却問題の解明を行うためにフォーラム内に専門委員会を創成する方針であるとのこと。 また、国王陛下在位60周年記念を祝うために、当面大規模な集会活動は休止するとの由。 ------------------------------------ 民主主義市民フォーラム幹部のソムサック・ゴーサイスック氏によると、8日にフォーラム関係者が中央選挙委員会前に集まりタクシン暫定首相の選挙権剥奪要求に関する進捗状況の報告を要求する予定。 一方、同幹部のソンティ・リムトーングン氏は、"CCTVの番組内でタイの国内情勢について語る"為にCCTVの招聘に基づき9日から二三日の日程で中国を訪問する事を明らかにしています。また、各地に渡って告発されている不敬罪疑惑から逃げる為では無いと説明しています。 個人的には、先のソンティ氏の突然の中国訪問と旧連合からタクシン暫定首相宛てに送付されたとされる秘密書簡との因果関係がちょっと気になっていたりしてます。(関係ないかもしれませんが)
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