26日、ルアム・ヂャイ・タイ党の設立を志す7人の幹部党員候補が記者会見を開き、特定の組織や特定の利権に固着しない戸口の広い政党を設立する方針を明らかにした。 記者会見に出席したのは、元マハーチョン党党首(元民主党副党首)のアネーク・ラオタンマタット氏、元バンコク知事でモット・ンガーム会派を率いるピヂット・ラッタグン氏、元タイ証券取引所会頭のギッティラット・ナ・ラノーン氏、元民主党幹事長のプラディット・パトラプラシット氏、ソムキット副首相兼商務大臣時代に商務大臣補佐官だったスウィット・メーシンタリー氏、元新希望党やタイ・ラック・タイ党所属下院議員のスラチャイ・ダナイタントラグーン氏及び元上院議員のスラポン・ダナイタントラグーン氏のそうそうたる7人で、当初見込まれていたソムキット・ヂャートゥシピタック氏やスラナン・ウェーチャーッチーワ氏等の姿は見られなかった。 7人は党設立方針発表の中で、ルアム・ヂャイ・タイ党とソムキット・ヂャートゥシピタック氏が率いる道議主義会派やソムサック・テープスティン氏が率いるマッチマー(中道)会派との関係及び解党判断が下されたタイ・ラック・タイ党の代理政党との指摘を強く否定した上で、特定の組織や特定の利権に固着しない戸口の広い政党として道議主義会派やマッチマー会派を始めとする他政党・派閥関係者の合流を歓迎していく方針を明らかにした。 7人によると、既にタイを代表する学識経験者として知られるチャイアン・サムッタワニット氏(元憲法裁判事、民主主義市民連合に合流)やソムチャーイ・ポクパートウィワット氏の2名が合流を表明している他、複数の元上院議員が党への合流に関心を示しているという。 尚、党首は党の設立登記を終了した後に発表される予定。 一方、一時ソムキット・ヂャートゥシピタック氏と共同で新党を設立する方針を明らかにしていたソムサック・テープスティン氏は遊説先の東北地方で26日、農業関係者・貧困層オリエンテッドな新党を結党する方針を明らかにすると共に、東北地方救国団体調整役でタイ・ラック・タイ党による小政党の買収疑惑を最初に暴露した事でも知られるタイゴン・ポンスワン氏を次期総選挙でコーン・ゲーン県内の選挙区から擁立する方針を明らかにした。 参考
http://www.nationchannel.com/xnews/index.php?news_id=7986 (ビデオ)【Coup D'etatの最新記事】
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