26日1:00過ぎ、ソンクラー県サダオ郡パンラー地区内にある市場から放火による火災が発生し、約4時間に渡って延焼し約100軒が焼失した。損害総額は1億バーツを超えると見られる。 実行グループ側は、市場内3ヶ所に火を放つと共に商店前に置かれていたガスボンベの栓を開けて逃走したと見られる。 警察側は、市場内に於ける何らかの対立及び南部国境三県域に於ける一連の不穏な動きの両面から捜査を展開しているとしている。 同地区内では、地元の警察と違法賭博開帳業者や市場内で闇宝くじを販売していた商店主等との対立が伝えられ、これまでにマフィアが動員したと見られる若者グループによる警察に対する示威行動が度々発生していた。 また、火災が発生したパンラー地区中心部では、これまでに5回以上の放火・放火未遂事件が発生し、また19日には市場裏手の民家が放火され全焼しており、情報当局筋が分離主義組織側がターゲットの範囲を広げる目的で大規模な破壊活動を同地区内で計画している前兆である恐れがあると警告していた。 当局筋によると、地域内に潜伏している分離主義組織の関係者がモスクを拠点に住民の動員を図っているとの情報もあるという。 一方、26日11:00前には、同じくパンラー地区内にある学校の図書室内で古タイヤを利用した放火事件が発生し、ボヤ程度で消し止められるという事件も発生している。
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