20日6:00前、警察と軍で構成された混成チームはパッターニー県県都内及びヤラン郡内の民家で強制家宅捜索を行い、合計4個の使用可能な爆発物や銃器類、多数の銃弾等を押収すると共に、イスラム系の男3人の身柄を拘束した。 今回の家宅捜索は、破壊活動を実行する為に爆発物を隠し持っているとの通報を受け行われた内偵により実現したもので、県都内では2個の爆発物や銃器類等を押収すると共に47歳と22歳の男の身柄を拘束し、またヤラン郡内では2個の爆発物や銃器類等を押収すると共に20歳の男の身柄を拘束した。拘束された3人の男は何れもイスラム教徒。 また、ヤラン郡内では、20日昼前に夫人を後部座席に乗せバイクで路上を走行中だった国境警備警察に所属する男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷を負い、搬送先の病院で死亡した。夫人は難を逃れた。 更に、夕方前には、ヤッラー県県都内のヤラン郡との県境近くの路上で爆発物が発見され処理回収された。付近を通行する教師の護衛任務につく当局関係車両を狙って仕掛けたものと見られる。 一方、ヤッラー県ヤッハー郡内では17:30過ぎ、人数不明の一味がモスク前の路上を走行中だった小型トラックに向け銃を乱射し、車内にいた32歳の男性が死亡し48歳の男性が重傷を負った。銃撃を受けた2人は何れもイスラム教徒。 また、同県ラーマン郡内では20:00過ぎに、車に乗った人数不明の一味が茶店に向け銃を乱射し、初期報道段階で1人が死亡し、2人の負傷者が出ている模様。
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