タイ・ラック・タイ会派を率いるヂャートゥロン・チャーイセーン氏は18日、政府・国家安全保障評議会は「改革」を捨て「独裁」の道を歩み始めていると指摘した。 発言の中でヂャートゥロン氏は、クーデター後9ヶ月の間に、4つの公約はおろか大義名分に掲げた立憲君主体制下に於ける行政改革(ないしは統治改革)すら実現していないばかりか、独裁体制の創成にむけ牽制機能を担う独立機関に介入し、社会対立を煽動していると指摘した。 一方、ヂャートゥロン氏は、新党結党にあたっては従来通りの党名を使用し、従来通りの幹部構成で党を発足させる方針を確認すると共に、月末に新党結党及び情勢分析の為のセミナーを開催する方針を明らかにした。 また、先に行われた意識調査でタイ・ラック・タイ党の創設メンバーの1人で、その後党と袂を分かったプラチャイ・ピヤムソムブーン警察大尉を次期首相として最も適切であるとする声が一番多かった事に関しては、プラチャイ氏に関する直接的なコメントを避けた上で、タイ・ラック・タイ党が解党されても国民の支持が民主党やチャート・タイ党、マハーチョン党に動いていない事を覗わせるものとして興味深いとの考えを示した。
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