中央選挙委員会は昨日、4月23日に39の選挙区で一斉に再投票を行う方針を明らかにしました。 この決定に伴い4月8日から9日まで当該選挙区で再度候補者受付を行う事になっているようです。(もちろん20%規定を満たすことが出来なかった同一候補者の出馬も可能) 前回の決定を覆し、急遽23日に投票日を設定した事について同委員会側は可能な限り多くの政党に参加して欲しい事を理由に掲げているようですが、また小政党の買収疑惑とかが起きなければいいのですが。。。 一方、投票用紙の記入台の位置が変更になったおかげで、投票の秘密が侵害されたとされる問題に関してピーネット側が昨日、侵害を証拠づけるビデオを公開したのですが、特にバンコク都庁の官僚トップ(次官)であるナタノン・ターウィシン女史が逡巡する事無くタイ・ラック・タイ党に印を付けていた事がハッキリと解るビデオまで公開されたことは、今後都庁内にしこりを残すことにまで発展しかねない話ではあります。 また、依然村社会的体質が強い地方部では、タイ・ラック・タイ党に印を付けていなかった人に対して、何でタイ・ラック・タイ党に入れなかったと恫喝されたり、嫌みをる言われる場面も見られていたようです。 ------------------------------- 一方、今回の総選挙でコー・プロット・ニー党(意訳するとお願いだから借金を帳消しにしてね党)の候補者がナコン・シー・タンマラート県内の選挙区で見事3,712票という国内最低の得票数でタイ・ラック・タイ党の対立候補を破り当選しています。 これは、複数候補者がいる選挙区では20%ルールが適用されず、最大得票数を得た候補者が当選を決めることが出来るルールに則ったもの。
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