タクシン前首相は30日、外国メディアのインタビューに対して憲法裁判所によるタイ・ラック・タイ党の解党を命じる判決は非常に残念な判決だったとした上で、タイ・ラック・タイ党の支持者に対して判決を尊重し抗議行動に出ることが無いよう呼びかけた。 これは、ロンドン滞在中に受けたAFP及びCNNのインタビューの中で語られたもの。 一方、判決後タイ・ラック・タイ党のヂャートゥロン暫定党首は党本部前に集まった党員や支持者等の前で、今回の判決は銃口下で用意されていた不公正且つ隠された思惑がある、将来専門家の間で議論を呼ぶ事になる判決だったと語り、言外に国家安全保障評議会側の思惑が強く働いた判決であったと指摘し判決結果に強い不快感を示したものの、集まった支持者に対しては判決を受け入れい抗議行動は起こすべきではないと呼びかけた。 また、今後については、国民から支持されている大衆政策の継続と、失われた民主主義を取り戻すために戦い続けると語った。 一方、被選挙権剥奪の対象と見られていた新旧党幹部の内、死亡ないしは問題となった総選挙以前に既に党を離党していたプレームサック・ピヤルラ氏(出家)、サノ・ティヤントーン氏(新党結党)、リキット・ティラウェーキン氏(新党結党)、ゴン・タップパランシー氏(政界引退)等8人が対象から外れ、合計111人の新旧党幹部が被選挙権剥奪の対象となった事が確認されている。
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