憲法裁判所は30日朝、二大政党に対する解党の是非に関する判決文の朗読を民主党に関しては13:30から、タイ・ラック・タイ党に関しては14:30から開始する事を確認しました。 また、判決文の朗読終了後10-20分以内に憲法裁判所のサイト(
www.concourt.or.th)に判決文が掲載される予定になっているようです。 一方、スラユット首相は29日夜半、判決結果を受けた情勢の混乱は起こりえないとの認識を示した上で、万が一最悪の事態に至る恐れがある場合には首相の権限を行使し非常事態宣言を発令する事もあり得ることを再確認していました。 また、30日に予定されている判決に先立って、在タイの日本大使館から以下の様な注意喚起が為されています。 ---- quote
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2007年5月30日■■■ 1.今月23日付で既にお知らせのとおり、現地報道等によれば、本日及び31日、首都バンコクにおいて大規模な政治集会が予定されています。 2.この件について、警察当局及び新聞報道では、 (1) サナーム・ルアン(王宮前広場) 本日、反クーデター集会が行われ、集会者にチャトゥカーム(お守り)を配布するなどして人を集める模様(新聞報道による)。 (2) ロイヤルプラザホテルからラマ5世記念像前までのラチャダムヌン通上 31日、前首相支持者らによる集会が開催される模様。 (3) タイ愛国党・民主党本部付近 タイ愛国党本部はラマ3世通、民主党本部はラマ6世通にありますが、両党の解党問題に対する裁判所判断如何によっては、本日、この付近においても支持者らが集結するおそれがあるとのこと。 に近寄らないよう、注意を呼びかけています。 3.この付近に至る主要な橋のうち、 ポックラオ橋(プラチャティポック通・チャクラワット通) ピンクラオ橋(ソムデットピンクラオ通・チャオファー通) クルントン橋(シリントーン通・ラチャウィティー通) に検問所が設けられ、集会規模が大きくなった場合、これらの橋及び接続する道路が封鎖される可能性があるとのことです。 また、これ以外にも上記場所付近においては、検問等が実施される可能性があります。 4.その他、憲法裁判所付近に多数警察官が配置されるとのことであり、これらの場所周辺は交通渋滞が予測されるうえ、今後、このような集会が何らかの衝突や暴動等に発展する可能性も排除できません。 つきましては、首都バンコクに渡航・滞在される方は、これら集会には近づかないよう十分注意してください。また、暴動や爆弾テロ事件等、不測の事態に巻き込まれないよう自らの安全確保に十分留意してください。 * * * * * * * * * * * * * * * 在タイ日本国大使館領事部 177 WITTHAYU ROAD, LUMPHINI, PATHUMWAN, BANGKOK. 10330 TEL : 0-2207-8502, 0-2696-3002 FAX : 0-2207-8511
---- unquote * 憲法裁判所周辺では携帯電話用の電波の遮断措置が講じられているとのこと。【Coup D'etatの最新記事】
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