国王は24日、最高行政裁判所長を始めとする同裁判所判事等に謁見を許された際に、30日に憲法裁判所によって下される二大政党に対する解党の是非に関する判断後に予想される国内情勢の激化に強い懸念を表明された上で、行政裁判所の判事に対して専門家、知識人という立場で国家を正しい方向に導く責務を負うよう要請された。 国王はご発言の中で、行政裁判所と同様に憲法裁判所の判決に対して介入する事が出来ないご自身も判決結果及びその後に予想される国内情勢の激化に対して非常に強い懸念を持っているとされた上で、行政裁判所の判事に対して、いかなる判決であれ憲法裁判所の判決が正しい手続きに則って下されていたか吟味検討する責務を負うと共に、国内情勢の激化を防止する責務を負う立場にある事を自覚した上で、行政裁判所の判事という立場ではなく個人として、また専門家、知識人としての立場で大いに判決結果に対する意見を発露し、マスコミを使って誤った発言を繰り返す政治家に代わって国民に国家が進むべき正しい方向性を知らしめる責務を負うべきであると指摘された。 またその際に、国王ご自身が憲法裁判所から確実に誤った判決が下されるとの心証を持っている事を示唆する発言も聞かれた。 参考
http://www.manager.co.th/Lite/ViewNews.aspx?NewsID=9500000060078 (発言全文) (タイ時間 24日22:00掲載)【Coup D'etatの最新記事】
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