バンコク隣県のパトゥムターニー県の県警察本部は23日午前、同日未明にクローン・ルワン郡内にあるタラート・タイの入り口道路付近で、警察の職務質問を振り切って銃を乱射しながら逃走していた強盗団のメンバーと思われる20歳の男が警察側に射殺された事件に絡んで、当時男と一緒にいたと見られる2人ないしはそれ以上の仲間の男の行方を全力をあげて負っている事を明らかにしました。 事件は、23日3:00過ぎ頃、タラート・タイ付近をバイクで走行していた強盗と思われる不審な男を事情聴取の為に同所内にある派出所に連行し持ち物検査を行おうとした所で(報道によっては、長時間放置されていたバイクを回収・保管していた派出所に、バイクを引き取るために不審な男が警備員に伴われて派出所に現れた際に、警察側が職務質問の一貫として持ち物の検査をしようとした所でと報じるものも)男が持ち物検査を拒否すると共に傍らにいた警備員にナイフで切りつけ派出所から脱出し、追ってくる警察官や車を明け渡す事を拒否した小型トラックの運転手、逃走経路を走行中だったドリアン商人が運転する小型トラック等に向け銃を乱射しながら逃走し、6:30過ぎ頃に追ってきた警察に取り囲まれ警察側と銃撃戦を展開している最中に、応援の為に現場に駆けつけていた警察の射撃手により男が射殺されたというもので、逃走中に男が発砲した銃弾により警察官1人、警備員や商人等一般人4人が死亡し、警察官2人を含む10人前後が負傷を負っているようです。 警察側は、男の持ち物の中から銃弾や3発の手投げ弾の他に自動車を狙った強盗団が使用する鍵開け用のツールが入っていたことから、男が自動車を狙った強盗団の一味であると見て、当時一緒にいたと見られる2人ないしはそれ以上の仲間の特定、逮捕を急ぐとしているようです。 尚、23日夕方前までに行われたバンコクにある男のアパートの自室で行われた家宅捜索では、大量の銃弾やナイフ等が押収されたものの、男が首都圏を狙った不穏な計画に関与していた事を臭わす物件は発見されていないとのこと。 また、男の姉によると、男はアパートの部屋に一人でこもって銃器関係の本を読みあさったり、射撃関係のコンピュータゲームにふける事を好んでいたようです。
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