首都圏警察本部バーンパラット署は16日午前、バンコクのバーン・パラット区ソーイ・ヂャランサニットウォン53内にあるアパートの室内で爆発物が発見された事件に絡んで、ラートグラバン区内に住居登録がされている25歳の男に対する逮捕状を取得した事を明らかにしました。 これは、爆発物が発見された部屋の帳簿上の借り主である22歳の女性に対して行われた事情聴取により、男が事実上の借り主であった事が浮かび上がった事を受けたもの。 一方、国家警察本部のヂョンラック本部長補は16日朝、初期捜査段階では発見された爆発物の性状が異なる事から首都圏で発生した一連の爆破事件との関係は薄いとみて捜査を展開している事を明らかにしているようです。 また、爆発物が民主主義市民連合が開催する集会の参加者が着用していた黄色いハチマキで包まれていた事に絡んで、男と民主主義市民連合幹部、特に男の叔父であるタイ電力発電公社首都圏現業労働組合委員長のピヤラ・ヨンヌー氏と事件との関連が取り沙汰されている事に関して、スラユット首相は捜査結果を待つべきであるとして確認を避けていました。 その後の報道によると、容疑者の叔父であるピヤラ・ヨンヌー氏は16日、ヂョンラック国家警察本部長補に対して、ペーチャブリー県内の友人宅に潜伏していたいる容疑者を17日に警察に出頭させる意向を伝えていた事が明らかになっているようです。 また、その際にピヤラ氏は、容疑者が爆発物への関与を否定している事を明らかにした上で、事件の背景に労働組合委員長としてのピヤラ氏の活動が総選挙実現を妨害していると思われている事が関係しているのではないかとの認識を示していたようです。 尚、ヂョンラック国家警察本部長補によると、部屋の帳簿上の借り主である女性(報道により容疑者の元妻)から、室内から発見された爆発物等が容疑者の所持品であったとの証言が得られているとのこと。
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