国家安全保障評議会のウィナイ事務局長(防衛省次官)は4日、8日に開かれる評議会の定例会議の席上で首都圏をターゲットにした破壊活動が計画されているとの情報に関して協議を行う見通しである事を明らかにしました。 この発言は、4日付けの一部紙面が国家安全保障評議会のサプラン副事務局長(陸軍副司令官)の言として、水面下の動きに関与している旧政権勢力が首都圏をターゲットにした破壊活動を計画している事を裏付ける資料がロンドンのアパートで見つかりイギリスの警察当局によって押収されたと報じたことを受けたもので、ウィナイ事務局長は、具体的な報告をサプラン副事務局長から受けていない事を明らかにした上で、現在両国間の情報当局が連携して情報交換を行っている事を明らかにしていました。 また、首都圏警察本部のアディソン本部長は、破壊活動が計画されているとの公式な報告は受けていないと断った上で、「念のための」措置としてバンコク内1,000ヶ所以上での警戒態勢強化を命じると共に、捜査部門に対して集会開催グループに対する監視を強化すると共に各団体幹部の経歴や背後関係に関する情報収集に努めるよう指示した事を明らかにしました。 尚、当のサプラン副事務局長は、資料が押収されたのはかなり前の話であり、また軍側は5月末までに予想される情勢の激化に対応する態勢を整えているとした上で、今回の報道に対して悪戯に恐怖心を抱くことなく、各人が日頃から身の回りに対する警戒を怠らない事が重要であると訴えていました。
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