国家安全保障評議会のソンティ議長は3日、旧政権関係者が絡む不正・汚職案件の解明作業を進めている国家毀損行為調査特別委員会が向こう2日以内にタクシン前首相が絡む不正・汚職疑惑案件を法廷の場に持ち込む見通しになった事を明らかにしました。 尚、法廷の場に持ち込まれる見通しになった汚職案件の詳細に関しては明らかにされていません。 因みに、この発言は、タイ・ラック・タイ党元ウドンターニー県選出下院議員のティーラチャイ・セーンゲーオ氏が、東北部上部地区のサトウキビ農家の総意として、年末に「既に政界からの引退を表明している」タクシン前首相を同地区のサトウキビ農家協会の協会長に推挙する方針を明らかにした事に対してコメントを求められた際に語らえたもので、言外に「どうせ汚職を追及され金輪際帰国できなくなる身になるのだから、せいぜい今の内に悪あがきをしておけばいい」との強気のメッセージが込められていたようです。 * 注意:タイ語の正式名称に基づいて「国家毀損行為調査特別委員会」という名称で記していますが、英字2紙及び在タイを含む日本語報道の殆どが旧称の「資産調査委員会」という名称を用いています。但し、英字2紙が同委員会名の表現に異なった英単語を使用していることから、同委員会の正式な英字名称が依然資産調査委員会のままなのかは不明です。
【Coup D'etatの最新記事】
下院議長選出投票で連立与党の一部票がバン...国家安全保障評議会が活動を終了下院議会、副議長2人もパラン党から下院議会、ヨンユット・ティヤパイラット氏...国の事を第一に考え連立参画を決断したとバ...タイの地元新聞を読む